カリフォルニア州にて、コロナ用Sick Leaveを付与することが義務づけられました。対象企業は従業員が26名以上の企業です。コロナに関わる症状が出ている社員だけでなく、ワクチン接種もこの休暇の対象となります。以下、詳細を解説します。
概要
適用期間は2021年1月1日~2021年9月30日
今年に入って対象となる休暇を取得している場合は、遡って適用する必要があります
対象は従業員26名以上の企業。カリフォルニアで勤務している従業員へ付与義務がある
付与時間はフルタイム社員の場合80時間、パートタイム社員の場合は勤務時間に応じて計算
以下の状況において、休暇の取得が可能
州や医療機関から指示され、隔離が必要な場合
コロナに関わる症状があり、医師の診察を受ける場合
家族がコロナにより隔離の対象となった場合
コロナが原因で託児所や学校が閉鎖し、子供の面倒をみないといけない場合
コロナ用の予防接種を受ける場合
コロナ用の予防接種後、何かしら症状が現れ勤務できない場合
雇用主は専用ポスターの提供・掲示義務があります
通常のSick Leaveとは別に、このコロナ用Sick Leaveを提供する必要があります
提供したお休みがCA州のコロナ用Sick Leaveであっても、内容的に連邦政府の定めるFFCRAのEmergency Sick Leaveに該当する場合は、給与税報告書(Form 941 Employer’s Quarterly Federal Tax Return)にて、雇用主が負担し該当費用を控除申請することができます。ただし、上限は$511/日、本人ではない理由の場合は2/3の給与などルールがありますので、詳細を確認の上で申請してください。
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